July 02, 2007

【books】 「生かされて。」    ルワンダの虐殺から生き証人の手記

最近Netは開けなくなったがよくDVDと本は見る。
ただお金が続かないので図書館にもリクエストしたりするのだが

今回ながーいリクエストで回ってきたのが
「生かされて。」イマキュレー・イリバギザ著。(PHP研究所)

1994年におきた100日間に100万人殺されたと言う
アフリカ・ルアンダのフツ族によるツチ族虐殺から
奇跡的に生き延びた女性の手記である。

先日WOWOWで「ホテルルワンダ」「ルワンダ流血の4月」などが
放送されたが夜中にちょっと見たくらいだったが
ホテルでトイレにかくまってもらって生き延びた話や
逃げられなかった女性がレイプされたりした話を
していてさらに知りたくなったころ
たまたま新聞にこの「生かされて。」が掲載されていたので
リクエスト、となったのであーる。
(ちょっと文体くらい明るくしなくてはやってられないのです)

イマキュレーさんはフツの牧師さんに個室のトイレにかくまわれて
91日間もそこで隠れていました。
ほかのツチ族の女性たちと一緒にです。
父も母も兄も虐殺されて(それもなぶり殺しです)
それでも神は私たちを助けてくれると信じて
日一日を過ごすのです。
そんな状況でも明日を信じて生きる
そして願いは届き晴れて救出されるのです。

その後家族をなぶり殺しにした主犯の男に引き合わせられ
(それこそ知り合いの男の人だったのですが)

そこで彼女は言うのです。
「あなたを許します」と。

この本を読んでいると
このような虐殺はいつどこで起こってもおかしくない
たまたまこんな日本で
平和なんだと勘違いして生きてるだけなんだと
そして

やはり一人ひとりがこの事実を知って
こんなことは繰り返してはならないと
胸に刻む
そして「許すこと」・・・


なぜかこんな悲惨な話の本なのに
イリバギザさんは決してあきらめない
かえって自分が勇気付けられる本なのでした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
久々まじめに考えさせられる内容だったです。
イマキュレー・イリバギザさんが来日したときの様子はこちら
今は幸せそうで何よりです。
     ↓
http://www.php.co.jp/event/ikasarete/

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September 21, 2006

【books】心にナイフをしのばせて

「心にナイフをしのばせて」 奥野修司著

2chなどで話題になっていた06年8月出版の本です。
「酒鬼薔薇」事件は、昭和40年代にも起こっていた!…というフレコミ。
それも加害者は、今は氏名を替え弁護士になって何不自由なく暮らす毎日。
そして被害者の家族は未だに事件によって苦しめられたままの生活を
余儀なくされているという。

東京西部の住宅地で高校生の同級生殺人事件があった。
それも殺害後、頚部が切断されていた。

殺害後、犯人であったAは、少年法と言う保護の下
医療少年院に2~3年で社会復帰。
前科もつかない。

被害者の母は、自分の世界に閉じこもり
妹はリストカットを繰り返す。

なんで、うちの息子が。兄が。

被害者の父は700万の慰謝料を月1,2万づつ払うと言うことだったが
2年ほどで音信不通に。
Aは被害者の家族に謝ったことも
線香をあげに行ったこともない。

湧き上がるいきどおりのなか、私は一気に読んだ。

私も父が亡くなってから何度もフラッシュバックのようなことがあった。
何かをしているとふと父がいたときのことを思い出して
泣いてしまうのだ。
母もそのような感じで1年泣き暮らした。
ましてや、この被害者の人たちの気持ちは
察してあまりある。
そしてまだ彼女たちその中に、いるのだ。

ぜひ、被害者のプライバシー保護を!
被害者の経済的救済を!

加害者には国から莫大な費用をかけて更生させているのだから。

この本の元になる内容は、殆ど被害者の妹さんの取材である。
どうか妹さんがすこしでも幸せに穏やかに
暮らしていけるように願わずにはいられない。

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May 29, 2006

【books】嫌われ松子の一生

up サボりぎみですよ・・・(^ ^ゞ

週末いきなり上下巻読破しました、「嫌われ松子の一生」。
映画化されて5月27日より公開です。

映画を見る前に原作を…って読み出したら止まらない!

ネタばれしないように書きますが~
運命の神様は後ろがハゲで運をつかみ損ねるとは言いますケド
本当に何をやっても裏目裏目で
松子は本当に一生懸命自分の人生を歩んでいるだけなのに
どうしてここまで不幸になってしまうのか?
こういう、人を思うがゆえにかえって幸せになれないってこと、あるんだよね!

そしてそんな松子の人生を通して
自分の人生を見つめなおす、松子の甥 笙。
さらに笙を通じて読者も人生を見つめなおすきっかけになろう!
という壮大な作品です。

ここまで運に見放されて本当に不幸そうなのだけれど
なぜか読後感は非常にさわやか。
大きな愛に包まれている気がするからかしら・・・。

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January 04, 2006

【books】東京タワー リリーフランキー著

あまり、リリーフランキーさんのかいた物を読んだ事がなかった。
たまたま書評ですごく褒めているのを見たので
年末の休み用に買って読み出したら!!
もう止まらなくて夜中にも寝るのを惜しんで読破しました。

話は、リリーさんが生まれてからオカンが死ぬまでの
やり取りを書いた、すごく私的な小説です。
小説というよりかそのままノンフィクションなんですが
オカンが遠くから時にキビシク、時に暖かく見守ってくれていて
後にオカンは九州から東京に出てきてリリーさんと同居するんですが
オカンがリリーさんの友人みんなにいつもたくさんお料理作っておもてなしして
(それがそのときのリリーさんにはある意味うざい感じが文章から
伝わるのですがそこもまたむしろ、あるある、ってかんじなんだなあ)
みんなオカンのこと、大好きでいてくれたんだなあって
私自身、自分がそういう母親のやさしさをもっているのだろうか、とか
母親としての自分や子供としての自分を考えさせられる
そんな本でした。

たまたま正月にNHKの「おでんくん」というTVを見てたら
原作がリリーさんでした・・・。
野球が下手で「お前なんかやめちまえ!」って言われて
泣きながらおでんを食べにきた太っちょの子に
食べられたおでんくんが太っちょくんの消えかけてたココロの暖炉に
巾着の具を出して、ふーふーっと火を起こしてくれて
「おじさん、ぼくまたがんばるよ!」って帰って行く話だったです。

なんかオカンのあたたかさを感じたです・・・。

一読してみたい方はこちらmy favorite books♪コーナーをクリックしてくださいませ。

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